Bistrosimba

香りを主題とした銀座一丁目新富町界隈のビストロ。満席はお客様満足の証し、創業第1日目より連日の満席にこだわりを抱き続ける新名店です。

「ビストロシンバ」の料理を特徴付けるのは香りと素材、温度。ハーブやキノコ類といった特徴的な香りそのものを持つ食材に加え、調理と配膳面でも料理の香りを最大限に引き出すための工夫がなされます。かつ香りの源は質の高い素材、適時適温で食卓に運ばれる事でその香りが適度に増幅されます。例えば代表作かつ看板メニューである「えび香るシンバ特製ブイヤベース」ではスープと具材を別々に調理。楕円ココットより卓上にて注がれるスープに、パリッと表面を焼かれた魚介類の香ばしさが際立ちます。

創業者兼料理長は菊地佑自氏。マルセイユの「Le Petit Nice」にラングドックルシヨンの「L'Auberge du Vieux Puits」といったミシュランガイド三ッ星ガストロノミーを経て、パリ10区の老舗ビストロ「Chez Michel」や7区の高級ビストロ「Chez L'Ami Jean Paris」へ。本場のビストロノミ―を極めます。上質もしくは高級な食材を高度な技術で調理、かつ気軽な店舗で日常的に楽しむ新形態。その発想は「ビストロシンバ」で継承されます。

2015年9月の開業から丸4年、「ミシュランガイド東京 2020」では新規ビブグルマン店として満を持しての紹介。店舗の所在地は銀座1丁目、地下鉄最寄り駅である新富町から徒歩5分程度の場所に位置します。かつては落合務氏の2号店、「ラベットラビス」であった店舗を改装。連日連夜満席の伝説を受け継ぎます。店内における特等席は、やはり窓際の座席。お向かいに公園を望む形でテラス気分を心地よく楽しみます。



グラスで戴く「Domaine de Sulauze Super Modeste, Natural Sparkling Vin libre」税別1,100円はフランスから。品種は50%ヴェルメンティーノ、50%ユニブラン。瑞々しく輝く色彩、メソッドアンセストラル方式で製造される完全自然発砲ワインです。イワシとコリンキー、オクラの花のアミューズと。



前菜はハーブが香る「ブラータチーズとトマトのサラダ」税別1,400円と定番人気の「白レバーと豚肉のパテ」税別1,300円。



「ビストロシンバ」といえば魚介類。ブイヤベース用には「Benoit Courault Gilbourg」税別7,500円を注文。複数区画からのシュナンブランを調合したキュヴェ、生産者はロワール地方アンジュのブノワクロー氏です。看板メニューの「えび香るシンバ特製ブイヤベース」は二人前税別4,400円。オマール海老のスープは濃厚そのもの、これぞビストロ料理の神髄。スープは卓上にて右手奥、ストウブ社のココットオーバルから注がれます。



数日前に入荷されたばかり、迫力の岩手県産香茸。その格別な香りをリゾットで楽しみます。「岩手香茸のリゾット」税別3,500円。


以上、メニュー記載通りの明朗会計。ワインを含め2名で合計、税込み22,330円でした。

Bistrosimba ビストロシンバ
電話番号: 03 6264 4218
住所: 東京都中央区銀座1-27-8
プランとご予約: ぐるなび食べログ

他にも「ミシュランガイド東京 2020」ビブグルマン掲載店を続々紹介。

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