元古雲境と元古本店

2016年1月、箭厂胡同のカフェ店舗と共に創立。「元古」の創始者は80年代生まれの傅湘锋氏、所謂「80后」の比較的新しい世代の経営者です。目指すのは伝統文化に根差した現代的な生活様式。提供されるのは簡素さと自然、暖かさ。中国式の下午茶や食を起点に、物販あるいは空間設計を通じて中国文化が本来有する価値を体現します。

中でも2022年8月に開店した「元古雲境」は当時の「元古」にとっての新しい取り組み。本格的な創作中華料理と酒類を提供する初の店舗として、三里屯太古里北区という立地が選ばれました。人気の煮出し中国茶はカフェ「元古本店 」と共通。木と石で構成された空間設計も「元古」創立の初心を受け継ぎます。食事は旬の食材を使った季節の品々。いずれも素朴な味付けで調理され、自然との共存を実感させてくれます。献立を開発されたのは、実は西洋料理ご出身の料理長。色形に盛り付けまで、その美的感覚が随所に発揮されます。

「元古」各店舗の内装を請け負うのは、同じく傅湘锋氏が代表を務める「无之设计」社。手掛けるのは飲食店から宿泊施設、会議場に集合住宅、富裕層の個人宅まで。伝統に価値を求め、都市ならではの生活美に共感する企業や個人からの支持を得ています。静けさと平穏な空間で楽しむ食、そこで得られる精神的な豊かさは「元古雲境」「元古本店」共通です。


今回戴いたお茶は「玫瑰雪梨煮白茶」1位58元。



見た目にも風情溢れる「芽苗…鲜椒秋葵」と「接骨木花小番茄」は共に38元。



「油封鸭腿菜饭」88元は「姜汁鱼汤煮奶白菜」58元と。



人気の百合根と海老の一品、「鲜百合蜜豆湖虾仁」108元。



元古本店の箭厂店で戴いたのは林檎と山査子の煮紅茶、「苹果山楂煮茉莉红茶」1位58元。



デザート一番人気の「茉莉清茶酪」45元は「春夏秋冬套餐」158元のセットメニューで。胡同でのお手洗いはほとんどが店舗の外、ここでは丁度お向かいにある公衆トイレを使わせて戴きます。

元古雲境
電話番号: 131 2686 9612
住所: 北京市朝阳区三里屯路11号太古里北区N4座3层

元古本店 箭厂店
電話番号: 176 1072 9600
住所: 北京市东城区箭厂胡同34号

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