ロンドン自家製生パスタ専門店として、バラマーケットの行列店「Padella」と双璧をなす有名店。創業は2年遅れの2018年4月、1軒目の店舗をコヴェントガーデンを開店します。立地に内装、価格設定と競合店よりも気持ち高級路線で差別化を図ります。かつ、その後も2店目と3店目を2020年と2023年にそれぞれ開店。数でも優勢を築きます。
創業者は15歳の頃から飲食業に携わってきたというWilliam Ellner氏。高級店の品質を手頃な価格でという考えから「Bancone」を創立。仕事や買い物ついでにとの狙いで、1号店の立地にはコヴェントガーデンの繁華街が選ばれています。2021年より就任の総料理長は、名門ゴードンラムゼイ社から移籍のBen Waugh氏。「Bancone」の看板となる名品「Silk handkerchiefs, walnut butter, confit egg yolk」すなわち「絹のハンカチ」と名付けられた卵黄のラビオリを世に送り出します。素材となる自家製生パスタは固く手打ち。イタリア料理の定番に上質かつ多彩な食感と、卵黄が太陽の様に輝く外観が備わる事で特別な逸品となっています。訪れる美食家にとっても所謂SNS映え、ソーシャルメディアでの圧倒的な人気にも納得です。
ビブグルマン店としてはミシュランガイド2020年版から掲載。他の2店舗はソーホー地区のゴールデンスクエア店とバラ地区のバラヤード店。後者は2023年7月、バラマーケットを挟んだ「Padella」の反対側に開店。台湾式バーガーの人気店「Bao Borough」から徒歩1分の至近距離となります。
イタリアンといえば辛口プロセッコ。丸ごとブッラータの「Burrata, confit tomato, crouton, basil」£11.5と。
これぞ「Bancone」の真骨頂、看板「Silk handkerchiefs, walnut butter, confit egg yolk」£11。毎日約200食の注文が入る名作です。
以上、価格表示は内税。会計時に別途、所謂チップの代わりにサービス料として一律12.5%が加算されます。
Bancone Covent Garden
電話番号: 020 7240 8786
住所: 39 William IV Street, London WC2N 4DD
当ブログにおける同じく自家製生パスタの人気店「Padella」の紹介です。