Lature

ジビエ料理を基軸とした独創的で現代的なフレンチ。広義には有名店ひしめく青山表参道地域にあり、常に話題の的となり続けている人気の一軒です。

かつては「レストランタテルヨシノ」にて修行、経営者兼料理長の室田拓人氏は吉野建氏の愛弟子のお一人。そのジビエ料理は、本場フランスにおける野ウサギ料理「リエーブルアラ​ロワイヤル Lièvre à la royale 」大会優勝者である重鎮譲りです。またご自身も2009年には狩猟免許をご取得。休日の時間のほとんどは狩り、そして全国の食肉処理施設周りに費やされます。野生故に素材の個体差が特に異なるジビエ料理。食材を求め、決まった場所に狩りに出掛ける事で一品一品を思い通りに仕上げます。

店名の「ラチュレ」はフランス語の雫「larme」と自然「nature」を組み合わせた造語。一皿目のアミューズ「シカのブラッドマカロン」に、自然との共生への想いが込められます。食卓の飾り付けや食器も季節と共に意匠を更新。前菜を経て主菜には鴨に猪、鹿といったその日お薦めのジビエ料理を戴きます。添えられるのは。深くしっかりとした味付けはフランス料理の本流そのもの。野生の肉類には野草や野生のキノコ類が添えられ「ラチュレ」ならではの世界が完成します。

2017年8月25日開店、数ヶ月後には「ミシュランガイド東京 2018」にて星が付く快挙。以降4年間、界隈でも有数のミシュラン一つ星店として美食家を魅了し続けます。更に特筆すべきは「ミシュランガイド東京 2021」から導入の始まったグリーンスター。先の食肉処理施設からの食材調達は、野生鳥獣による農作物への獣害対策と密接に関係。自社菜園での生産と併せ、持続可能な飲食店運営を実践する一軒として星を授与されています。「カンテサンス」「レフェルヴェソンス」といった三つ星店二軒を筆頭に、東京のミシュラン星店からは計六軒がグリーンスターに選出。将来を見据えた東京あるいは日本を代表する未来型のフレンチとして業界を牽引する新名店です。




シャンパーニュと4種のワインのペアリングは1名税別10,000円。「Perrier-Jouët Grand Brut Champagne」ペリエ ジュエ グランブリュットでの乾杯となります。今回は食べログより平日限定7品のコースを注文、1名税込み12,000円。冷製ポタージュは「淡路新玉ねぎのポタージュ マーガオの香り」です。



前菜一品目「Marinated bonito and summer vegetables 鰹と夏野菜のコンディマン」は千葉勝浦産、鰹のたたきのグリエ。2品目「ジビエとフォアグラのパテアンクルート」は「ラチュレ」の看板です。



主菜一皿目は魚料理のアスパラソバージュを添え。「Gilles Bouton & Fils Saint-Aubin 1er Cru 'En Remilly' 2018」をペアリング。ドライで軽い飲み口、樽の香りが素敵なブルゴーニュシャルドネです。



主菜二皿目はお目当てのジビエ料理、グランブヌールソースが甘く香ばしい「蝦夷鹿ロース肉のロースト」です。こちらはコースに2名分税別2,000円の追加料金。ペアリングは「Chêne Bleu Héloïse, Vin de Pays du Vaucluse 2011」シェーンヌブルー社の2011年エロイーズ、ローヌのシラーグルナッシュです。ボトルでの注文は税込み22,680円です。



デザートの前にチーズの盛合せ、1名税別1,500円をワインと共に追加注文。「Vashlan of Tosa Konatsu 土佐小夏のヴァシュラン」はフロマージュブランのアイス添えです。


今回はコースにペアリング、チーズの盛合せにシャンパーニュとワインをそれぞれグラスで追加。サービス料として税込み飲食代金の10%が加算されます。以上、ワインを含め2名合計で税込み63,063円でした。

LATURE ラチュレ
電話番号: 03 6450 5297
住所: 東京都渋谷区渋谷2-2-2 青山ルカビルB1
プランとご予約:  一休.com食べログぐるなびYahoo!ロコ

 

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