La Villa Gallarati Scotti

今回は番外編。ミラノ郊外に立地する企業向け宿泊兼会議研修施設、「La Villa Gallarati Scotti」について紹介をさせて戴きたく存じます。海外での社員研修や商談会をご検討中の法人様を始め、広くは欧州の宿泊及び貸会場事業あるいは内装事例について情報ご収集中の皆様にとってもお役に立てれば幸いに存じます。

元はと言えば17世紀、1685年に地元名士 Gallarati Scotti 家の Giovanni Battista 氏により建てられた別荘。その後1783年には庭園部分を大々的に改修。18世紀後期から19世紀初頭にはスイスの建築士 Simone Cantoni 氏 により改築、当時流行の新古典主義建築の建造物としてほぼ現在の形に至ります。邸宅は現在も Gallarati Scotti 家が所有、管理はフランスの「Châteauform'」社に一任されています。

欧州の宮殿や古典的な建造物を企業向けに社内外研修や各種会議、発表会等の場として提供するフランスの「Châteauform'」社。1996年の創業以来、事業も欧州6ヶ国に拡大。現在では64の物件を管理するに至ります。

「La Villa Gallarati Scotti」はミラノリナーテ空港から車で北北東に向かって約20から30分。広くはミラノと同じくロンバルディア州モンツァエブリアンツァ県東部の Vimercate、すなわちヴィメルカーテコムーネにある Oreno 村に立地します。モンツァ市街地からは約10km。ミラノ市街地からも東北に約25km、こちらも車で30分程度の距離になります。国内では2年に一度のじゃがいも祭、「Sagra della Patata」で知られる Oreno 村。古くは13から15世紀に遡る聖フランシスコ修道院等、別荘を取り巻く街並みも至って静粛です。18世紀からミラノ郊外の別荘地として選ばれてきた界隈。

利用形態はほとんどが企業での宿泊付き会議室利用。この間は基本的に食事と菓子類、バーでの飲み放題と全て込みのおもてなしとなります。会議室の数も10の小会議室から最大110名収容の大会議室まで計16室と充実。今や一年のほとんどの期間が維持だけに費やされる欧州の旧宮殿や別宅。そこに既に在る居間と寝室、厨房に食卓をそのまま企業の研修設備として貸し出しという事業形態は欧州ならではです。市街地からも離れ、優雅で落ち着いた空間の中で発想も豊かに組織力も強化。ここから世界へ、そのおもてなしには顧客企業の更なる飛躍への願いが込められています。



正面奥のロビー兼ラウンジ空間と正面玄関。息をのむほどに洗練された、古典建築と現代家具の融合です。黒のスワンチェアも印象的。




こんな所で商談会。併設のビリヤード室からその奥に配置された書籍ラウンジへ。アクセント色がおしゃれ心を魅了します。この空間に仕事環境、各種会議室が隣接同居という施設です。




正面玄関から入って右手、二種のダイニング空間へ。この他にも厨房奥のダイニング、バーも数ヶ所併設されています。




都市の喧騒を離れ澄んだ空気の別荘地へ。ミラノリナーテ空港が最寄りとなります。

Châteauform' La Villa Gallarati Scotti
電話番号: 039 597 4242
住所: Via Tomaso Scotti 13, Oreno di Vimercate, MB 20871

Châteauform' 社お問い合わせ窓口
電話番号: +39 039 597 4280(現地)+44 020 3962 4470(英語)

 

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