Kiln

ロンドンのおしゃれグルメ激戦区ソーホー地区、その中でも一際活気ある人気店。それがタイ式グリルと土鍋料理専門店「Kiln」です。

扉を開けるとそこには右側一列、奥まで連なる厨房とカウンター席。蒸気を上げ炭から炎を立てながら次から次へと料理を完成、調理人総動員の真剣勝負です。顧客と対面、所狭しと仕事をこなしていく様子は屋台の躍動感を彷彿とさせます。店名の通り、調理に用いられるのはタイから輸入の木炭コンロ。厨房にはざっと8基程並びます。基本とするのはタイ北部からビルマラオスにかけての地域の食文化と調理法。新鮮な食材と苦渋い香りと味付け、薬効がその特徴です。食材は地産地消。薬味類は類似の植物をロンドン近郊の農園で栽培、肉類も有機畜産で賄われます。

創業者は美術ギャラリー経営出身の Ben Chapman 氏。異業種、特に芸術分野からの転身はこの界隈特有です。「Kiln」の開業は2016年9月30日。2018年6月には英国「The Estrella Damm National Restaurant Awards」の第一位に選出。開業2年での栄冠に更なる注目が集まります。創業時から2019年初頭までの名物料理長はNick Molyviatis氏。以降、姉妹店「Smoking Goat」の前上級副料理長 Meedu Saad 氏33歳が二代目料理長としてその厨房を受け継いでいます。

地下鉄「Piccadilly Circus」駅からも至近距離の華やかな周辺環境。カウンター席はウォークインのみ。他店同様に基本は「WalkIn」アプリでの順番待ちとなりますが、空いていれば飛び込みで座れる事も。4名様以上は予約で奥のテーブル席へ。ミシュランでも2018年版より前出の「Hoppers」「Padella」「Bao」と同様、ビブグルマン評価を獲得しています。



微発泡のピニョレット「Orsi Frizzante」125ml £6.6はイタリアから。人気の鶏もも肉の炭火焼き「Slow Grilled Chicken & Soy」£4.5と。タイ北部イーサーン地方の焼き鳥、所謂ガイヤーンです。


こちらも大人気、看板かつ一番の売れ筋メニューの土鍋ビーフン「Clay Pot Baked Glass Noodles, Tamworth Belly & Brown Crab Meat」£6.75。底に具材が敷かれた形で調理、掬い上げながらビーフンと共に楽しみます。たれは最初に掛けてしまうのがお薦め。分量的にも一品で食欲を満たしてくれます。


以上、価格表示は内税。会計時に別途、所謂チップの代わりにサービス料として一律12.5%が加算されます。

Kiln
住所: 58 Brewer St, Soho, London W1F 9TL

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